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2011年1月28日

現代の日本の異能達は、なぜ世界的に開花しないのだろうか?

 24日(月)に放映されまさしたNHKクローズアップ現代 「飛び出せ、“異能”! ~日本の閉塞感を打ち破れ~」を観ました。

 異能とは、「人よりすぐれた才能」や「一風変わった独特な能力」とも表現されます。

 個性的で有名な創業経営者達もそれを連想させるような言葉を過去、口にし残しています。

 「たわいもない夢を大切にすることから革新が生まれる」井深大(ソニー創業者)

 「ハングリーであれおろかであれ」スティーブ・ジョブス(アップルCEO)

です。

 今回の番組でスポットライトが当てられた異能は、

 株式会社ホットリンク 代表取締役 内山幸樹氏(39歳)の日本語のブログ等 50億以上の書き込みを元に世の中の出来事と株価の連動を人工知能が分析し、(日本の)株価を予測するというものです。

  内山氏の言葉で面白かったのは、自分には自分のアイデアの面白さを信じる強い信念が欠けているのではないかと感じ、『自分たちが「こういう世界がくる」と思っているのなら、とにかく信じきること』「諦めちゃいけない」「単に面白いとか いいよねっということだけで 大きな渦ができちゃうのが たぶん狂気なんですよ 狂気ですよ 狂気」

 もう一組は共同起業してまだ3ヵ月の石橋秀一氏(31歳)と宮内隆行氏(30歳)です。

 消費電力を計測するチップと無線機能が組み込まれているソケットを開発。家にあるありとあらゆる電気製品の消費電力を計測し、リアルタイムに電気料金を計算し、インターネットを通じ家にある様々な電気製品の使用電力量を把握し、外出先からでも電源のオン、オフが出来、他のユーザーともつながりゲーム感覚で楽しみながら節電出来るというものです。

 どちらの内容も私(代表 片桐)にとっては、「すごい」、「面白い」と思いました。

 しかし、これをビジネス化することはまた別の話です。

 お金が必要になりますし、事業化し、経営して行かなければなりません。

 このような大きな意味でのIT系と言えば、Apple、Microsoft、Google、Facebookとすべてアメリカ発です。

 日本発でないのはもちろんのこと、イギリス、ドイツ、フランス等発でもありません。

 なぜアメリカばかりなのでしょうか。 このことについては真剣に研究しなければならないと思います。

 片やノーベル賞となると日本人も受賞します。

 アメリカ発の成功者の影には蹴落とされたライバルや敗者がたくさん存在し、その屍の上に成功者が君臨しているのでしょうか。

 あるいはアメリカには失敗を許す、失敗が許される風土があるのでしょうか。

 英語という多くの人が話す言語の優位があるのでしょうか。

 先日、同じNHKクローズアップ現代の「“チャイナドリーム”を追いかけて」のゲストの中国人 日本企業起業家 宋文洲氏が、「中国は国土が広く、失敗して別の土地に移ったら、誰かわからず、また再起出来る」というようなことをおっしゃっていたことが印象に残っております。

 確かに日本は領土が狭く、逃げ隠れする場所もなく、経営の失敗は、借金の固まりで、債権者にとっては許しがたい、許されることではない、「借りたものは返すことが当たり前」という意識が日本人には強くあります。

 そんな日本と日本人が私は好きですが、そうした地勢的な理由、価値観、道徳観は、異能にとっては良い面もある反面、壁になることもあるのかも知れません。

 そういうことを感じさせてくれた番組でした。

 以上です。

投稿者:株式会社コストダウン 日時:19:50 | 

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