本日(22日)の日経夕刊 第3面に記事掲載されました。
それによりますと、特に60歳以上で値上げが行われ、59歳以下では現行とほぼ同水準に据え置かれます。
一例としてゴールド免許で標準的な契約の場合、70歳以上だと現行から約6.5%、60~69歳だと2.2%値上げされます。
これまでは35歳以上で一律でしたが、30歳~39歳・・・・70歳以上と10歳刻みの区分が新設され各年齢区分毎に保険料が変わることになります。
4月からの値上げを既に発表している損保ジャパンでも同じように30歳以上から10歳刻みの年齢区分を設け、高齢になるほど、保険料が上ります。
値上げ理由は損保各社の自動車保険の収入保険料がマイナス傾向にあるからです。
今回のような自動車保険の保険料計算には、損害保険料率算出機構の自動車保険 参考純率(契約1台あたりの純保険料(=収入)に対して契約1台あたりの支払い保険金(=支出)の均衡を保つために必要な水準率)が参考にされており、一昨年前ではありますが2009年7月、その「参考純率」が平均5.7%引き上げられました。
引き上げ理由は、
●収入減少要因
・車両保険の低いコンパクトカーが増えたこと
・無事故割引の高い等級の高い契約者が多くなって来ていること
・無事故割引の低い保険料の高い(低い等級からスタートする)若年ドライバーが減ったこと
●支出増加要因
・少額損害の事案に関する保険金請求に伴い、その支払いが増加したこと
・不払い問題後、契約者に対して事故発生時に支払い可能性のある保険金をすべて案内し、支払う対応を充実させたため
です。
さらに新たな要因としては昨年9月にエコカー補助金が終了し、自動車保険の契約を左右する新車販売にもブレーキがかかっていることが上げられます。
なお、2009年7月の損害保険料率算出機構の発表資料は下記のURLで見ることが出来ます。
こちらです。 → http://www.giroj.or.jp/service/ryoritsu/jannai200907.pdf
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:17:01 | 記事URL