農林水産省は昨日(23日)、国が輸入して国内製粉会社に売り渡す小麦の価格を4月1日に5銘柄加重平均で18%引き上げると発表しました。
政府では毎年2月と8月にそれぞれ4月と10月の輸入麦の売渡価格を決定しております。
今回の大幅値上げは、新興国の需要増と異常気象による生産国の供給不足の懸念から小麦の国際価格が高騰していることを反映させたものです
10%以上の値上げは2008年10月以来になります。
過去4年分の推移は下記の通りです。
2010年4月 -5%、10月 +1%
2009年4月 -14.8%、10月 -23%
2008年4月 +30%、10月 +10%
2007年4月 +1.3%、10月 +10%
2007年~2008年の高騰時には、食品メーカーも小売価格を引き上げましたが、その後、売渡価格の下落に伴い引き上げ前価格に戻しております。
食品メーカーとしては財布のひもの硬い今、値上げは回避したいところです。
今後の出方は不透明です。
ちなみに上記データは、農林水産省 報道発表資料 「麦の需給と価格について」から抜粋致しました。
こちらです。 →http://www.maff.go.jp/j/soushoku/boueki/mugi_zyukyuu/
(ページ中段 「輸入麦の売渡価格について」一覧からお入り下さい)
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:18:17 | 記事URL