今回の東北地方太平洋沖地震で福島第一・第二原子力発電所の運転停止で東京電力の電力供給量は大幅に落ちております。
その結果、現在、計画停電が実施されている訳ですが、夏場の電力需要は6000万キロワット。
それに対して今夏までに確実に見込める電力供給量は4500万キロワットと言われております。
その差、1500万キロワット。
これは中国電力の最大出力を上回り、東北電力の地震前の最大出力に迫るものがあります。
最大需要期を6ヵ月後に控えた今、1500万キロワットを埋める手を打つことは無理です。
そこで政府 経済産業省は電力消費量の多い工場などを対象とする総量規制の導入の検討に入ったということです。
しかし、そのことによる経済的損失は多大なものがあります。
今、日本が復興する為に、生産活動、経済活動を止めてはなりません。
時、正に非常時。
電力消費が落ち込む夜間(実際、計画停電では夜22:00~朝6:20までは実施されていない)と土日(3連休は計画停電は実施されなかった)を使って工場を稼動させる昼夜逆転操業、深夜操業、土日操業は不可能なのでしょうか?効果がないのでしょうか?
工場の中でも電力消費量が特に多いのは一部上場企業をはじめ大企業の工場です。
労使の調整が難しいのでしょうか?
あるいは既に24時間年中無休稼動体制工場がほとんどで効果がないのでしょうか?
私(代表 片桐)は、新聞等メディアで昼夜逆転操業や土日操業を始めたという事例を今の所、目にしておりません。ということは論外なのかも知れませんし、現在、検討中なのかも知れません。
検討された上で、無理ということであれば、それは仕方がないと思いますが、検討されていないのであり、一考に値するのであれば、是非とも検討して頂きたいと思います。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:05:53 | 記事URL