本日(7日)の日経朝刊 第1面の「東日本大震災 立ち向かう企業」(上) 「復興への道、現場が先導」を読み、私(代表 片桐)は再認識させられました。
会社や企業においては、しばしば「人こそ宝」、「人材ではなく人財」、「人こそすべて」、「人材こそすべて」、「社員こそすべて」等、色々な表現を用いて、人材の重要性が説かれます。
資源のないこの国が関東大震災や戦後という幾多の苦難を乗り越えてこれたのも、それは「日本人」であったからと思っても良いのではないでしょうか。
記事では人的資本研究が専門の米シカゴ大教授のゲーリー・ベッカー氏が「しっかり訓練・教育され、勤勉で献身的な労働力があった」と日本の戦後復興に卓越した「人的資本」の存在を見たことが取り上げられておりました。
この日本人が形成された背景には、歴史、風土、気候、産業、企業等いろいろあると思います。
狭い国土、厳しい気候と天災、乏しい資源。
日本でなければ日本人は生まれず、日本人がいるから日本であると言うことが出来るのではないでしょうか。
今一度、「人材こそ日本の最大の資源である」ということをかみ締めて、見つめ直したいものです。
だとすれば目指したい人が目指したいものを目指せる、きちんと人材育成されていく、正しい人材こそが登用されることこそ、今、この時期に見直し、すべきことではないでしょうか。
苦境にあってこそ真価が問われると言います。
今この時にあって逃げた人、隠れた人、卑怯なことをした人を社会、団体、企業は監視し、排除し、逆に逃げなかった人、立ち向かった人、精一杯努力した人、頑張った人こそ褒め称え、将来の日本、社会、会社を支える人材として、きちんと登用されるべきだと思います。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:17:10 | 記事URL