本日(1日)の日経朝刊 第5面から転載させて頂きました。
電力会社と言えば、10電力会社による独占事業と思われ勝ちですが、実は法的には自由化が進められており、現在、46社が自由化電力会社(特定規模電気事業者=PPS)として存在します。
ただ、その供給量が全体の2%程度であること等から一般の認知が進んでおりません。
私(代表 片桐)は自由化が本格化しない責任の一端は政府にあると思います。
1995年 第1次制度改革
・卸発電事業の自由化(卸供給入札制度の導入)
・IPP(独立系発電事業者)の参入
・特定電気事業制度の導入
1999年 第2次改革
・小売りの部分自由化(契約電力2000キロワット以上の大口需要家が対象)
・PPS(特定規模電気事業者)の参入
・PPSに送電線網開放(託送制度)
※IPPは電力会社に降ろす問屋、PSSは直接、需要家に販売する小売とお考え下さい。
2003年 第3次改革
・小売り自由化範囲の拡大(04年から500キロワット以上の需要家も対象、05年から50キロワット以上の需要家も対象に)
・日本卸電力取引所(JEPX) 創設
2007年 第4次改革
・時間前市場の創設など卸発電市場の競争促進
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:08:18 | 記事URL