本日(31日)の日経朝刊 第1面に記事掲載されました。
経済産業省は昨日(30日)、夏場の東京電力管内の一般家庭の節電対策として、前年比15%の節電を達成した家庭に発光ダイオード(LED)電球の交換券など「景品」を贈る制度を7月から始めることを明らかにしました。
対象は東電管内1900万世帯。(昨年末の電力需要のピーク6000万キロワットの内、約3割を占める)
希望者が東京電力の顧客番号を入力すると、昨年と今年の消費電力を比較出来るようにし、サイトに表示された「冷房温度を2度上げる」、「LED照明に切り替える」等の節電メニューから家庭に合う方法を複数選び、節電計画を立て、どれだけ節電したかを月ごとに確認できるようにします。
一般家庭は電気事業法第27条で節電を強制できる大企業と違うので、この取り組みで自主的な節電を促します。
夏場の一般家庭の最大の節電ポイントは、「エアコン」に尽きます。
・エアコンの稼動台数を減らす(家族は出来るだけ少ないスペースで過ごす)
・稼動しているエアコンの使用時間を減らす(扇風機を有効利用 等)
・設定温度を上げる
・エアコンフィルターを掃除して、冷房効率を上げる
・風向を調整して循環効率を上げる
・その他のアイデアとしては、風鈴をつけて、扇風機やエアコンの送風(冷房設定よりかなり節電出来ます)の風を当てたりして「涼しい気」になる
中でもお勧めは、家族が固まって過ごすということでしょう。
そうすればエアコンだけでなく、照明、テレビ 等、色々な節電につながります。
これを私(代表 片桐)は「本当の家族割」と呼んでおります。
日本全体の「絆」も大切ですが、この機会に「家族の絆」を合宿のように過ごして深めるというのは如何でしょうか。
また、このような取り組みは東電管内のみならず、浜岡原発を停止した中部電力、原発の運転再開の地元合意が困難で節電が必要な九州電力・・・他、東北電力を除く、北海道電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力管内でも実施しては如何でしょうか。
ただ、注意が必要なことは、昨年の猛暑で就寝中に高齢者が熱中症で死亡するという事故が多発しました。
原因はお年寄りは暑さを感じる皮膚の神経が衰え、暑さを感じにくく、エアコンを入れる、扇風機で空気を回すことが遅れ、体温を落とすことが遅れたからです。
節電で命まで落としては何の意味もありません。
健康は最大のエコです。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:06:14 | 記事URL