昨日(10日)、関西電力が7月1日(金)~9月22日(木)(8月12日~16日は除く)の平日午前9時~午後8時を対象としてピーク時の最大消費電力の前年比15%削減の企業・家庭向けの節電要請を発表致しました。
このことで東京電力への節電融通も中止する等、電力供給そのものに大きな影響が出ると共に、東北電力、東京電力館内企業の節電対策としての大阪等 関西へのシフトの見直しも余儀なくされます。
【各社の節電要請】
東北電力 7月1日~9月9日 平日午前9時~午後8時
東京電力 7月1日~9月22日 平日午前9時~午後8時
関西電力 7月1日~9月22日 平日午前9時~午後8時
九州電力 節電要請の有無は6月末以降に判断
関西電力の節電要請の理由は、定期検査中で運転停止中の原発の運転再開について、地震や津波対策が不十分として地元 福井県の同意が得られていない為です。
今のところ名前の出ていない電力会社は北海道電力、北陸電力、中部電力、中国電力、四国電力、沖縄電力の6電力事業者ですが、全10事業者による合計最大出力量の内、約56%を占める電力会社で節電要請が出されており、仮に九州電力が加わりますと約66%を占める電力会社による節電要請ということになります。
そして原子力発電所の定期検査は毎年行われます。
ということは1年以内にすべての原発が定期検査後の再開困難で来夏には節電が必要になる可能性があるのです。
最早、日本全国の企業・個人が15%以上の節電に今、取り組まなければならないと言えると思います。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:15:49 | 記事URL