本日(25日)の日経朝刊 第6面 『「反日」叫び はけ口に 中国の若者、格差に不満まん延』というタイトルの記事が掲載されました。
その記事を参考にしております。
日本政府による尖閣諸島国有化に反発する中国の反日デモが15日に発生してから10日になりますが、破壊行動による直接被害、操業停止、通関強化、訪中・来日の中止、行事の中止等 これまでの反日行動にはない大きな影響が出ています。
今回のデモに関して当局主導の「官製デモ」という噂もあり、また主席や首相はじめ当局が積極的に抑え込み、デモを収束しようとする姿勢が見受けられません。
近年の反日デモで大規模なものは2005年4月の小泉首相(当時)の靖国神社参拝、2010年10月の尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の時ですが、胡錦濤主席が事態を把握し、収拾に動きました。
デモには20~30歳代の若者の姿が目立つそうです。
若者にある反日感情は対日強硬論者でだった江沢民前国家主席が1990年代に進めた反日的な「愛国教育」の影響という指摘もあります。
そして今回の暴動は1999年に米軍機がユーゴスラビア(当時)の中国大使館誤爆に抗議した反米デモに似ているともされています。
当時も権力移行期でした。
デモは時として日ごろから積もり積もってたまった不満のはけ口として発生、拡大します。
2000年以降、GDP成長率8%以上を続けている片方でその弊害、問題もあります。
今回のようなデモの矛先が権力移行期に政府に向けられることをその幹部が最も恐れていることは想像に難くありません。
だからこそ中東で起こった「アラブの春」の飛び火も昨年、抑え込みました。
今回のデモで日本車に乗っているだけで中国人をも襲う暴徒の姿に「まるで(60~70年代の文化大革命をみているようで怖かった」と漏らす中国人もいたそうです。
中国の歴史は極めて革命色の強いものです。
中国人の暴動を最も恐れているのは、その矛先が政府・共産党に向かうことを恐れている政治家達だと思います。
近々、開催されます中国共産党第18回全国代表大会での習近平副主席の主席への就任が大きな節目です。
以上です。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:08:27 | 記事URL