昨日(22日)の日経夕刊 トップに記事掲載されました。
7月1日から政府による再生可能エネルギー固定価格買取制度がスタートし、ソーラーパネル設置の為の屋根貸し・遊休地貸しは広がりを見せております。
記事によりますと全国の自治体で、学校など公共施設の屋根を太陽光パネルの設置場所として民間に有料で貸し出す「屋根貸し」は、神奈川県、富山市、神戸市、福岡県、埼玉県、栃木県足利市、岐阜県など20以上の自治体が事業を開始、または準備中ということです。
・神奈川県 6月に福祉施設など20施設(約3万2000平方メートル)の貸出先を募集。11件の応募があり、4事業者を選んだ。10月下旬には県立学校20校(約1万7000平方メートル)について募集。すべてに応募があった。全20校の屋根にパネルを置いた場合、年間発電量は147万キロワット時で、420世帯分の消費電力をまかなえる。
・埼玉県 県立高校や団地など12施設の屋根を貸し出す。生み出す電力を非常時に県が無償で使えることを条件に、11月末に貸出先を決めた。貸出期間は20年で、県には年約240万円の賃料が入る見込み
・栃木県足利市 59施設を市内企業2社に貸し出し。年580万円の収入を見込む
・富山市 総合体育館など3施設で事業者の公募を12月末に開始。貸付期間は20年
・岐阜県 県立高校など8施設11棟の屋根を貸し出し
・神戸市 六甲アイランドの貨物の集配拠点の屋根 4棟 計2万4000平方メートルを貸す。来年夏に売電を始める予定
・福岡県 県立学校4校を貸し出し。貸出期間は20年
自治体の屋根貸しは賃料が1平方メートルあたり年100円以上、期間は20年というケースが多く、借り手側にとっては少ない費用負担で太陽光パネルを設置でき、また公共施設は企業の施設に比べて事業再編などによる取り壊しや建て替えが少ないため、長い目で売電計画を立てやすい利点があるということです。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:06:11 | 記事URL