28日(月)、前日(27日)に実施されました国家検定ファイナンシャル・プランニング技能検定試験(FP技能検定試験)の試験問題が事前に漏洩していたことが発表されました。
実は私(代表 片桐)も2級を受検しておりました。
自己採点の結果、学科 不合格、実技 合格でした。
私は29日(火)の日経朝刊でこの報に接し、結論的には、
「漏洩範囲が報道にある約50アクセスであるならば、再試験の必要なし」
と思います。
ただ、アクセスにつきましては追跡調査しなければなりません。
それはもちろん国家資格という権威ある資格について不正合格者が資格を取得し、世に出てしまうからです。
今回の問題の最大の大きさは資格認定元である国と厚生労働省と国家資格並びにその試験についての権威を損なったことです。
もちろん直接的には試験実施団体である一般社団法人 金融財政事情研究会で、その試験問題管理にありますが、もう一つの試験実施団体であるNPO法人 日本FP協会にも大きな影響を与えます。
受検者は今回、約26万人にも上るということです。
再試験になれば、これらの受検者が今回の試験の為に費やした貴重な受検時間・学習時間が一番、高いコストになります。
その他、受検に際して受講した講座の費用、また会社負担費用があるならそれもと上げ出せばきりがありません。
漏れたとされるのは金融財政事情研究会が実施した1~3級の学科と実技の問題で、日本FP協会は2級と3級の学科(1級試験は毎年9月実施で、今回は試験そのものがありませんでした)で同じ問題を使っていました。
私は日本FP協会で受検しましたので、2級の学科試験(不合格)で影響を受けました。
ただ、もちろんまさか漏洩などあろうはずがないと思っておりましたし、事前に問題を見ておりません。(見ていれば合格していたでしょう)
多くの受検者が同じだと思います。
と同時に受検勉強に多大な時間を費やしたことも同じです。
就活に活かそうとしたしていた人、会社の必須資格として受検した人、必須ではないにしても金銭的支援を受けた人の今後の就職、進路、評価、社内的立場等、人生に大小の影響を与えます。(特に合格発表は3月7日ですから大事な時期だと思います)
それを補償せよと申しても無理な話です。
早急に漏洩範囲を特定し、一刻でも早く方針・決定を発表すべきだと思います。
いずれに致しましても漏洩範囲が本当に公表されている数であり、漏洩範囲を特定出来ればということが前提です。
以上です。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:07:47 | 記事URL