一昨日(1日)、東京弁護士会元副会長の弁護士が成年後見人として預かっていた1千万円の定期預金を横領したとして業務上横領容疑で逮捕されました。
また先月(4月)11日には、認知症だった経営者の女性が相談した男性弁護士に5億円超の遺産を贈与するとした遺言書は無効だという判決が京都地裁で下されました。
そういうことが続き、一体、弁護士はどうなっているのかと調べてみました所、昨年(2012年)10月から弁護士による詐欺・横領などの不祥事が続いております。
以下、日本弁護士連合会(以下、日弁連)の会長声明・日弁連コメントからの抜粋です。
2013年(平成25年) 5月 1日 東京弁護士会に所属する弁護士が成年後見人として管理していた預金1000万円を着服したとして、業務上横領の疑いにより逮捕
2013年(平成25年) 1月24日 東京弁護士会に所属する弁護士が、成年後見人として管理していた預金約1,200万円を着服したとして、業務上横領の疑いにより逮捕
2012年(平成24年)12月13日 成年後見人として選任されていた大阪弁護士会所属の弁護士が、被後見人所有不動産の売却代金を横領したとして、大阪家庭裁判所に業務上横領の事実で刑事告発された
2012年(平成24年)12月10日 岡山弁護士会に所属する弁護士が、公文書変造・同行使罪及び有印私文書偽造・同行使罪の疑いで岡山弁護士会から刑事告発され逮捕
2012年(平成24年)12月 6日には、岩手弁護士会に所属する弁護士が依頼者からの預り金を着服したとして業務上横領の疑いにより逮捕
2012年(平成24年)11月15日 大阪弁護士会に所属する弁護士が依頼者から6000万円の小切手を詐取した疑いで逮捕
2012年(平成24年)10月31日 成年後見監督人として選任されていた福岡県弁護士会に所属する弁護士が、成年後見人が管理していた金員1、800万円を詐取した疑いで逮捕
2012年(平成24年)10月11日 福岡県弁護士会の元弁護士が、依頼者からの預り金を詐取するなどとして、詐欺罪と業務上横領罪にて懲役14年の実刑判決を受けた
それ以前も5年ほど遡って見てみましたが、日弁連の会長声明・日弁連コメントとしては見当たりませんでした。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
参照:
日弁連 ホームページ
http://www.nichibenren.or.jp/
2013年 会長声明・日弁連コメント
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2013.html
2012年 会長声明・日弁連コメント
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012.html
投稿者:株式会社コストダウン 日時:18:08 | 記事URL