これは徳川将軍家の兵法指南役 柳生 宗矩(やぎゅう むねのり)(柳生新陰流)の言葉だそうです。
昨日、お会いした経営者が著書を下さり、その中に取り上げられていて初めて知りました。
検索してみますとその意味は「小才はどんなにすばらしい縁=チャンスに巡り合っても、それと気づかないし、中才ははたとえ、そうしたチャンスに気がついたとしても、それは十分に活かすことができない。大才は、どんなに小さなチャンスでも、それを見逃さず、最大限に活かしていくことができる」と多くは訳されています。
そういう解釈の仕方もあるかも知りませんが、私はむしろ「小才はご縁の大切さを解せず、中才はご縁を無駄にし、大才はどんな小さなご縁も大切にして、それを活かす」が素直な解釈ではないかと思います。
というのも「袖触れ合う他生の縁」とは、袖が触れ合うようなちょっとしたことも、前世(=他生)からの深い因縁によって起こるものであるという意味だからです。
こうしてお互い同じ時代に同じ日本という国に生まれたことも何かあるでしょうし、しかもそんな中で出会うということは、極めて確率の低いことです。
それを活かすも殺すもすべて「ご縁」に対する考え方と処し方一つです。
人は一人では決して生きて行けません。
誰かに助けてもらってこそ生きることが出来ます。
極論すればご縁を大切にしなければ生きて行けない訳です。
以上です。
皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:21:04 | 記事URL