何を信じて良いのか、誰を信じて良いのか。
疑心暗鬼になるような企業の不祥事が続いています。
何も今に始まったことではありません。
阪急阪神ホテルズの第一報の時点では「誤表示」で、今では「虚偽表示」という言葉が使われ、多様されています。
これまでは「偽装」という言葉が多く使われておりました。
昨日(4日)の日経朝刊 第17面には「不作為型の不祥事」などとわかったようなわからないような表現が用いられました。
不作為の意味は、現在の事実・事象に対して積極的に働きかける行動をとらず、それらの事実・事象を放置するということらしいです。
その記事では、
7月 カネボウ化粧品 美白化粧品問題
9月 JR北海道 異常箇所放置問題
9月 みずほ銀行 反社会的勢力との取引放置問題
10月 阪急阪神ホテルズ メニュー虚偽表示問題
11月 ヤマト運輸 クール宅急便問題
11月 ルネッサンスサッポロホテル(札幌)、JR四国 子会社が運営する宿泊施設の3店舗、札幌四川飯店、
ホテルコンコルド浜松、近畿日本鉄道系 ホテル・旅館運営子会社2社のレストラン、近畿日本鉄道系のホテル・旅館運営子会社2社がレストラン、高島屋が運営する百貨店の5店舗とグループ会社の商業施設のレストランや食品売り場、ホテル京阪運営の3ホテル、東急ホテルズ運営の全国20ホテルのレストランや宴会場、小田急百貨店と京王百貨店が過去に販売していたおせち料理・・・
ここぞとばかりに各社が次々と虚偽表示を発表しております。
かつても同じような相乗り発表があったような・・・
同じようなことが小さなお店や中小零細企業であれば、すぐに潰れてしまいます。
しかし、大手は生き残るのでしょう。
おかしな話です。
スポーツやゲームには決められたルールがあります。
ルールを守らないと、負けになったり、失格になったり、退場になったりします。
企業経営の根本は信用です。
阪急電鉄 創業者の小林一三氏自身、「成功の道は信用を得ることである。どんなに才能や手腕があっても、平凡なことを忠実に実行できないような若者は、将来の見込みはない。」という言葉を残しています。
最近の企業の不祥事を見ていると、ルール無用という感じを受けます。
以上です。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:18:29 | 記事URL