「虚偽表示」という言葉がすっかり定着してしまいました。
「虚」は「うそ」。「偽」は「にせ」。
一言に虚偽表示と表しても、その背景に故意が全くなかったのか疑わしい限りです。
本日(13日)の日経朝刊 第11面に「すかいらーく、メニュー表示一部見直し」として掲載された記事には、『・・・例えば「豚肉の生姜焼き和膳」は店舗でレンジ加熱のみで調理しているため「豚肉の生姜だれ和膳」に変更する。・・・』とありました。
「豚肉の生姜だれ」という字面や音だけでは全く食欲が湧きません。
ここまで来たかという感すらあります。
もし私(代表 片桐)が店頭で国産松茸を目にすることでもあれば、本当に国産なのだろうか、あるいは丹波篠山産と表示されているが、本当なのだろうか。
他には遺伝子組み換えではないと記してあるが、本当にそうなのだろうか、この鮭弁当の鮭は本当に鮭なのだろうかと・・・上げだせばきりがありませんが必要以上に疑ってしまいます。
私は虚偽表示問題の最大の問題は、人々に「疑う」ことを増やしたことだと思います。
「疑う」ということは決して気持ちのよいものではありません。
私はそのことが虚偽表示問題がもたらした最大の罪だと思います。
また大人だけでなく、子供達がそれでなくても社会や大人を信用しなくなっているように思います。
それに輪をかけることになりはしないかと心配です。
嘆かわしいことです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:16:40 | 記事URL