11日(月)に放映されましたNHKクローズアップ現代 「新戦略 "日本式"生活習慣を輸出せよ」を観ました。
今、健康や食事など、質の高い日本の生活習慣を新興国に売り込む動きが加速しているそうです。
番組では中国、チベット、ベトナムといった東南アジアの国々に日本の様々な質の高いサービスが輸出され、提供されている様子が紹介されました。
1.スーパー銭湯(上海)
中国の家庭ではシャワーだけの浴室が一般的だそうで、入浴施設も多くは水質や衛生面に問題があるため、スーパー銭湯のきれいなお湯の湯船にゆったりつかれることが人気で、利用料は大人1人128元(およそ2,000円)と高額にも関わらず、女性や家族連れに人気で家族で楽しめるレジャー施設が少ないこともあり、2万軒近い上海のレジャー施設の中で、ナンバー1の評判を得ているということです。
2.健診車による集団健診(チベット)
チベットではもともと医療機関が少なく、日本の病院が設計・開発した特別な健診車(身長・体重に始まり、視力や聴力、そして心電図やエコーまで数多くの検査を効率よく受けられるよう日本製の検査機器を装備)が活躍しています。ある日は300キロ離れた中学校の先生の健診をするために出動しました。
運営しているのはチベットの中心地ラサの病院で、パートナーは日本の病院で、送られて来たデータの分析・診断、健康指導を行います。
3.日系企業の社員食堂(ベトナム)
日本の大手給食サービス会社がこの日系企業の社員食堂の運営を受託しています。
新たなメニューではおかずの種類を増やし、肉も野菜もたっぷり。栄養のバランスも抜群で、現地社員の評判も「12時のランチの時間になるのが待ちきれない。」と上々です。
味もさることながら、それ以上に高い評価を受けているのが、日本式の厳しい衛生管理ということです。(ベトナムでは、給食サービスで食中毒がたびたび発生し、調理現場の衛生管理が問題となっています)
4.小学校に給食レシピを無料配布(ベトナム)
小学生の間でも肥満が増え社会問題となっているベトナムでは、進出して20年以上になる日本の大手食品メーカーが日本の食育を参考にした栄養バランスに配慮した給食メニューのレシピを作り、ホーチミン市内すべての公立小学校に無償で配布し、子どものころから食習慣を改善する取り組みに一役買ってます。
もちろんそのレシピにはその日本の食品メーカーのうま味調味料やマヨネーズを使うものも入っています。
小さい内からこのメーカーの製品の味に慣れ親しんでもらうというねらいもあります。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
参照:
NHKクローズアップ現代 「新戦略 "日本式"生活習慣を輸出せよ」 全文表示
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3428_all.html
投稿者:株式会社コストダウン 日時:12:00 | 記事URL