最近の日経新聞を読んでいますと、パイロット不足で減便する国内格安航空会社(LCC)やアルバイト不足で休業店が多数、出ている大手牛丼チェーンの記事を目にします。
1.LCCのピーチ・アビエーション
4月24日、必要な人数の機長が確保できないため、5〜10月に最大で2,088便(全便数の16%相当)を減便すると発表しました。
5~6月では計448便の減便を決定し、別の便への振り替えや運賃の払い戻しに応じ始め、7月以降に減便予定の1,640便については運航の可否を見極めたうえで、4月30日から予約客に通知し始めました。
2.バニラ・エア
5月16日、パイロット不足を理由に、6月に150便前後(全便数の約2割相当)の運航を取りやめる方針を固めました。
このように相次ぐLCC参入で航空業界では機長不足が深刻化しています。
その結果、パイロットの引き抜き競争が活発し、副操縦士に機長並みの報酬を提示するLCCもあるそうです。
3.ゼンショーホールディングス(HD)
5月14日、傘下の牛丼チェーン店「すき家」の28店舗がアルバイト店員の不足で現在、営業休止していると明らかにしました。
改装中の店舗も含めると合計184店(全店舗数1,985店の内、9.3%)で営業を再開できていません。
すき家は人手不足が原因で2月以降、約250店(同12.6%)が一時休業や短縮営業に追い込まれております。
人手不足解消の為、6月からはすき家を全国7地域に分社化し、地域の実情に合わせて人材を採用するほか、賃金体系なども工夫して働きやすい職場作りを進めるなどの対策をとる計画です。
景気が上向いているのでしょうか?
アルバイト採用も争奪戦が繰り広げられているのかも知れません。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:20:39 | 記事URL