国税庁は本日(7月1日)、相続税や贈与税の算定基準となる2014年分路線価(1月1日現在)を発表しました。
全国約34万地点の標準宅地は前年と比べて平均0.7%マイナスとなり、平成21年分から6年連続の下落になりました。
下落幅は前年よりも1.1ポイント縮小。(各評価地点(全国約34万地点)の前年との変動率を単純平均して計算)
ほぼ全都道府県で下落する中、宮城県、愛知県の2年連続上昇に続いて、14年は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、大阪府で6年ぶり、福島県の計8都府県で上昇しました。
沖縄県は横ばい、他の38道府県でも下げ幅は縮小しました。
地価上昇のけん引役はREITで、不動産証券化協会によると、2013年のREITの物件取得額は約2兆2千億円と過去最高。
日銀の金融緩和で資金調達がしやすくなり、物流施設や商業施設の取得を活発化しています。
宮城県では昨年同様、沿岸部からの移住者の住宅需要が高まり、地価を押し上げているとみられます。
福島第1原子力発電所事故に伴い現在居住できない帰還困難区域、居住制限区域などは、引き続き評価額を「0」として税務申告できます。
なお、皆さんのお知りになりたい場所の路線価は、国税庁ホームページ 路線価ページでご覧になることが出来ます。
平成26年分 → http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h26/index.htm
平成25年分 → http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h25/index.htm
平成24年分 → http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h24/index.htm
平成23年分 → http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h23/index.htm
平成22年分 → http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h22/index.htm
平成21年分 → http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h21/index.htm
平成20年分 → http://www.rosenka.nta.go.jp/main_h20/index.htm
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:14:53 | 記事URL