昨日(18日)、国土交通省から発表されました。
全国平均では住宅地の下落率は縮小し、商業地では横ばいに転換しました。
全国全用途平均で前年比0.3%下落しました。(公示価格年別対前年平均変動率より)
これで前年比下落は1992年以来、24年連続となります。
ただ全都道府県全用途では宮城県が3年連続、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県で2年連続の上昇になりました。(第5表 都道府県別・用途別対前年平均変動率より)
下落幅はリーマン・ショック後の平成21年(2009年)調査で前年比4.6%まで拡大したものが、毎年徐々に縮小し昨年の前年比0.6%から0.3%と0.3ポイント縮小しました。
また三大都市圏(東京圏、大阪圏、名古屋圏)でも上昇が連続しています。
東京圏 0.9%→0.9%、大阪圏 0.2%→0.3%、名古屋圏 1.2%→0.9%(公示価格年別対前年平均変動率より)
これに対して地方圏は▲1.2%と下落が続いているものの、昨年の▲1.7%から縮小しました。
上昇地点は昨年の7,102から7,569と増加しました。
全国用途別では住宅地 ▲0.6%→▲0.4%、商業地 ▲0.5%→0.0%、工業地 ▲1.1%→▲0.6%、全用途 ▲0.6%→▲0.3%。(第5表 都道府県別・用途別対前年平均変動率、公示価格年別対前年平均変動率より)
三大都市圏別では、
住宅地 東京圏 0.7%→0.5%、大阪圏 ▲0.1%→0.0%、名古屋圏 1.1%→0.8%
商業地 東京圏 1.7%→2.0%、大阪圏 1.4%→1.5%、名古屋圏 1.8%→1.4%
工業地 東京圏 0.6%→0.9%、大阪圏 ▲0.5%→▲0.2%、名古屋圏 ▲0.6%→▲0.2%
でした。 (公示価格年別対前年平均変動率より)
基準地価は都道府県が不動産鑑定士の評価を参考に調査する毎年7月1日時点の1㎡当たりの基準地価格で土地取引の目安になるものです。
なお、自分の知りたい地点の個別地価等を知るには、
「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」サイト
http://www.land.mlit.go.jp/landPrice/AriaServlet?MOD=1&TYP=0
で検索して下さい。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
参照:
国土交通省 「平成27年地価公示結果の概要」
http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2015/00.html
同 「公示価格年別対前年平均変動率」
http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2015/42.html
同「第5表 都道府県別・用途別対前年平均変動率」
http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2015/09.html
同「3.上昇・横ばい・下落の地点数の推移」
http://tochi.mlit.go.jp/chika/kouji/2015/44-3.html
投稿者:株式会社コストダウン 日時:06:31 | 記事URL