昨日(21日)、国民生活センターがSF商法について「高齢者が支払えなくなるまで次々に販売するSF商法-支払い金額の平均は170万円にも!-」と題して注意喚起するリリースをしました。
まずSF商法の「SF」は、最初にこの商法を行った業者(新製品普及会)の略称に由来しています。
さて以下、本文からの転載です。
「SF商法」とは、短期間の間に「閉め切った会場等に人を集め日用品等をただ同然で配って雰囲気を盛り上げた後、販売業者の売り込もうとする高額な商品を展示して商品説明を行い、来場者にその商品を購入させる」など、会場の雰囲気で催眠状態となった来場者に高額な商品を販売することといわれています。
しかし、最近では、数カ月以上と長期にわたって販売会が開催される中で、無料や安価に販売される日用品を目当てに会場に通い続ける高齢者に対し、販売員が個別に声を掛けて高額な商品の購入を勧めるといった手法も見られるようになりました。
この手法では、長期間開催されているために高額な商品を次々に購入し、支払いに不安を感じるようになってから、高齢者や周囲が次々販売に気付く例が目立ちます。
SF商法での主な契約者は高齢者であり、孤独、判断能力の低下といった、高齢者特有の問題が関係してくるため、事態はさらに深刻です。
支払った金額の平均は170万円にもなり、中には、老後の資金を崩してまで商品を購入する高齢者の例もあります。
事例1. 無料の商品を目当てに通っていたら2カ月で500万円以上契約していた
事例2. 4年間にわたり、500万円以上のサプリメントを購入した
事例3. チラシを見て健康講座に通い、体に良いという健康食品を購入した
事例4. 物忘れが激しい母を業者が車で迎えに来て、次々販売していた
相談は、消費生活センターへ TEL:0570ー064ー370
情報提供は、
消費者庁 消費者政策課 TEL:03ー3507ー8800(大代表)
消費者庁 取引対策課 TEL:03ー3507ー8800(大代表)
内閣府 消費者委員会事務局 TEL:03ー3507ー8855
まで
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
参照:
国民生活センター
「高齢者が支払えなくなるまで次々に販売するSF商法-支払い金額の平均は170万円にも!-」
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20150521_1.html
同 「報告書本文(PDF)」
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20150521_1.pdf
投稿者:株式会社コストダウン 日時:07:32 | 記事URL