トピックス

2015年6月26日

アマゾン 発売から一定期間たった書籍を2割値下げ−まず110タイトル、出版6社が連携

 本日(26日)の日経朝刊 第13面に記事掲載されました。

 インターネット通販大手のアマゾンジャパンと出版社6社は本日(26日)から、発売から一定期間がたった書籍の値下げ販売を始めました。

 まず約110タイトルをアマゾンのサイトで定価から2割下げます。

 低価格で集客したいアマゾンと、返品を減らしたい出版社の思惑が一致したようです。

 6社はダイヤモンド社、インプレス、主婦の友社、翔泳社、サンクチュアリ出版、広済堂で値下げに参加します。

 本日(26日)から7月31日まで主に発売後3ヵ月から数年がたった書籍を値下げし、消費者の反応を見た上で、タイトル数を増やすなど枠組みを広げていく方針です。

 通常、出版社は取次会社を経由して書籍を書店に納めています。再販制度の対象の書籍は、出版社が小売価格を決める代わりに、あまり売れなかった場合、書店は出版社に返品することができます。地域格差や書店の規模に関係なく同一価格で読者に書籍を届けることができ、書籍の多様性も守れるといった利点があります。

 ただ、出版不況が続く中、書籍の返品率は40%近いという見方もあり、中小出版社にとっては返品率の低減によるコスト抑制が大きな課題となっています。

 今回のアマゾンの仕組みでは、アマゾンと出版社の間で「時限再販」と呼ぶ契約をして、対象書籍を一定期間後に再販制度の枠組みから外すことで値引きできるようにします。

 出版6社にとっては再販によって守られる利点より返品を減らす利点のほうが大きいとの判断ですが、現状の再販契約で引き続き定価販売する一般の書店からは、制度を揺るがしかねないと反発が起きる可能性もあります。

 以上、皆様のお役に立てば幸いです。

 参照:

 Amazon
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 http://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%97%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%81%AE%E5%A5%B3%E5%AD%90%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE%E3%80%8E%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%80%8F%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%89-%E5%B2%A9%E5%B4%8E-%E5%A4%8F%E6%B5%B7/dp/4478012032/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1435311528&sr=1-1&keywords=%E3%82%82%E3%81%97%E3%82%82%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%87%8E%E7%90%83%E3%81%AE%E5%A5%B3%E5%AD%90%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%81%8C%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%81%AE+%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B8%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88+%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A0%E3%82%89

投稿者:株式会社コストダウン 日時:18:36 | 

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