古い記事ですが、興味深いので取り上げました。
昨年(2014年)9月18日の日経夕刊に掲載されました。
空き部屋や空き時間、空き施設。世の中には活用されずに眠っている「空き資源」がたくさんあります。そんな「空き」を活用するサービスが広がっています。
空き時間を売買したり、空いている設備を使ってサービスを格安で提供したり・・・。
「銭湯でロケ撮影」「お化け屋敷で街コン」。
スペースマーケットのウェブサイトには、ユニークな活用例が並びます。
スペースマーケット(https://spacemarket.com/)は、空いている施設の貸し借りをウェブ上でマッチングさせるサービスを提供しており、貸し手は保有する遊休施設を同社のウェブサイトに無料で登録し、借り手はその中から使用目的や条件にあった施設を探せます。
空いている施設や場所の貸し借りマッチングの火付け役は、米Airbnb(エアビーアンドビー)(https://www.airbnb.jp/)で、同社は世界中の個人の空き部屋や住宅をインターネットで旅行者に紹介しています。
旅行者は部屋を提供するオーナーと直接やりとりし、宿泊先を決められます。
ホテルのようなサービスは受けられませんが、割安な料金や、現地の人と交流できる点などが人気を集めています。
スペースマーケットやAirbnbが空き「場所」ならば、レレレの「タイムチケット」(https://www.timeticket.jp/)は空き時間の有効活用です。
「タイムチケット」は個人の空き時間を30分単位で、最大5時間まで売ることができるサービスで、自分の空き時間を売りたい人は「ホスト」と呼ばれ、まず売りたい時間と料金、何をするかや売り上げの寄付先をチケットとして登録し、その内容に興味を持った利用者が購入申し込みをして、ホストが承認すれば取引成立になります。
ホストの売り上げの30%は手数料としてレレレに支払われ、残りの売り上げの一部はホストが決めた寄付先に送られる。残ったお金がホストの収益となる仕組みです。
例えば、「相談に乗ります。1時間1000円、50%寄付」というようなチケットの場合、300円がレレレに支払われ、差し引き700円のうち350円がホスト指定の寄付先に、残る350円がホストの手元に残るということです。
チケットは「音楽をお薦めします」「アプリを開発します」など様々。
ラクスル(http://raksul.com/)は名刺やチラシなどの印刷通販を手掛けます。
納期の短さや格安な料金が特徴ですがラクスルは自前の印刷設備を持ちません。
活用するのは、提携している印刷会社の「空き設備」で、ラクスルがサイト上で顧客から印刷を受注し、種類や納期に応じて各印刷工場に仕事を割り振ります。
稼働していない印刷機を使うので、印刷物を安く刷ることができるのに加え、印刷会社の収益アップにもつながるという仕組みです。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。
参照:
その他の仲介サイト
駐車場仲介
「akippa」
https://www.akippa.com/
空き時間仲介
「ランサーズ」
http://www.lancers.jp/
「ココナラ」
https://coconala.com/
投稿者:株式会社コストダウン 日時:20:11 | 記事URL