私(代表 片桐)はNHKオンデマンドで連続テレビ小説「とと姉ちゃん」を欠かさず見ています。
「とと姉ちゃん」は「暮らしの手帖」の創業の軌跡をモデルにしていますが、創刊以来、広告は外部からのものは一切受けず、自社書籍についてのみを扱っています。
そのことで平等で偏りのない記事と内容で雑誌を作ることができ、終始一貫して読者目線でいることができます。
「とと姉ちゃん」では創刊時、資金繰りが苦しく広告を載せるかどうかのせめぎ合いの場面がありますが、
その中で編集長が、
「広告を入れたら、広告主の言うことを聞かなきゃいけない。読者のための記事に制約が生まれてしまうかもしれないんだぞ」
「編集長は辞めさせてもらう。その(広告の)1ページが命取りになる。君は金のために魂を売るのか? 私はそんな雑誌なら出すべきではないと考える!」
と大反発する場面があります。
今の世の中、お金のために魂を売って、広告主が現れれば、願ったりとしっぽを振るのは当たり前のようになっているような気がします。
魂を売らない生き方や企業経営は難しいかも知れませんが、やはり理想ではあると思います。
実際、そういう事例がこのようにあるのですから、精一杯、ぎりぎりまで努力してみたいものです。
投稿者:株式会社コストダウン 日時:23:59 | 記事URL